森のマインドフルリトリート2023

福岡で働く人向けのヨガを展開されている合同会社ひとしずくの田中裕子(ひろこ)さんにお招きいただき、福岡県の篠栗(ささぐり)という修験の里で開催された「森のマインドフルネスリトリート2023」に参加してきました。

じゅんやさん・ひろこさん
最終日に散策した九大の森

講師は、マインドフルネスを企業などビジネスシーンへの普及に大きなご貢献をされている、マインドフルリーダーシップインスティテュート(Mili)の荻野淳也(じゅんや)さん。じゅんやさんは、グーグルが開発したマインドフルネスのプログラムであるSerch Inside Yourself(SIY)の認定講師をされています。自分も2015年にこのプログラムを受けたのですが、自分自身と深くつながり、他者に対しても心を開いていける素晴らしいリーダーシップ開発プログラムです。

リトリートは、まず初日にプチファスティングから始まりました。夕方に集合だったのですが、夕食を抜き、その代わりに酵素ジュースを飲みます。

初日のチェックインの様子
2日目の朝ヨガ

いままで2泊3日の断食の経験は有りで(2日目の昼に野菜ジュース1杯のみのけっこうガチなやつ)、酵素ジュースを飲みながら行う断食は初めてだったのですが、無理なくできる感じで、夜と翌朝と2食抜くだけでも、とても調子が良くなりました。翌朝は、有り難いことにヨガを担当させていただきました。

ヨガが終わってから、午前中は、一つのクライマックスである滝行がありました!!

近くのお寺まで森の中を散策しながら移動すると、とても温かいご住職が出迎えてくれました。ご住職は、滝行の最中も横でずっとお経を唱えてくださり、しっかりとのサポートをしてくださいました。

ご住職が横でずっとお経を唱えてくださって、とても心強かった。

そして!滝行のあとのご褒美は、なんと手作りの精進料理。プチファステイィングからの滝行明けの流れで、しかも味付けのなんと美味しいこと。料理のクオリティに皆舌を巻いていました。

このリトリートで一番良かったと思ったのは、このプチファスティングからの食事でした。マインドフルイーティングで、黙食。一口一口味わって、丁寧に食べる時間。一番苦手なやつです。プチファスティングで胃が若干小さくなっているところで、足るを知る感覚を思い出すことができました。

リトリートが終わって、帰宅し、自分で料理を作ったときに、料理のチョイスや味付けのエネルギーがとても変わって、サトヴィック(調和のとれた)なテイストになっているのに自分でもびっくりしました。篠栗で食べた精進料理のエネルギーがとても心地がよかったのか、その感覚を覚えて自宅でも少し再現することができました。このリトリート以降、食事をお腹いっぱい食べることが少なくなったように思います。

翌日は、九大の森をみんなで散策しました。

リトリートに参加して思ったのは、やはり、こういう時間が最低でも一年のうち、一、二回は必要だということ。今回の会場である「ファスティング旅館 若杉屋」さんのような自然のなかの、外部の情報が少ない場所で、自分の内側の感覚とつながる時間が必要だということ。その深い内側の感覚につながることができれば、いろいろな困難な物事にも立ち向かうエネルギーと勇気が充電できる。来年もぜひ参加した!とてもおすすめのリトリートでした!

自分の内側に耳を澄ませながら見る夕日は格別でした。

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