東洋医学、長湯温泉での春合宿🌸

おひさしぶりです。

ものすごく久しぶりにブログを書きます!

しかも、タイトルが東洋医学となっているので

あら?と思った方もいるかもしれないのですが

ヨガも関連してますのでご安心ください〜!

大分県竹田市の長湯温泉で、

3月28日(木)〜30日(土)、

東洋医学を学ぶ合宿が行われました。

全国から集まった東洋医学を学ぶ医学部、薬学部、

看護学部などの大学生を中心に、

鍼灸師、医師、看護師、助産師など医療関係者の方々も参加しての合宿、

主催は長湯春合宿実行委員会✕TOMO9の皆さんです。

私はヨガインストラクターとして一緒に学び、

そしてヨガの時間も担当させていただきました。

あああああ
(円になって一人づつ感想を話す。)

総勢50名での熱量あるプログラム、

学んだことは沢山あるのですが、

そもそも、何でヨガインストラクターの私が、

東洋医学を学んでいるのかという所から

書いてみようと思います。

(合宿参加者さん撮影の桜の花)

2019年春、40度を超える熱が続いて、

病院に行って検査や点滴などしてもらって熱はひいたものの、

身体も超絶だるいし、声出ないし、咳が止まらない

という状態が10日間ぐらい続いた時がありました。

ふと、近くに良い鍼灸院があると聞いていたのを思い出して、

鍼は苦手だけど、お灸をしてもらったらこのだるさに

良いかも、と思い立ち

行ってみたのが、長湯鍼灸院。

長湯温泉の合宿で、プロデューサー/オブザーバーをされている成田響太先生の鍼灸院です。

http://kyotaxyz.xsrv.jp

そこで施術を受けて、今身体がどんな状態で、

本来どんな体質なのかということを

東洋医学的な人体論をもとに教えてもらった事がすごく自分の中で腑に落ちて、

そんなものの見方をするのか!!とびっくりしたのです。

そして、成田先生は大分大学の医学部や琉球大学の医学部でも非常勤講師をされていて、

学生の方々に東洋医学を教えているというお話を聞いて

嬉しくなったのを覚えています。

今は医学部の正規の科目で東洋医学を学ぶという事も初めて知ったし、

更に意欲のある方はサークルで学んでいるそう。

そのサークルの顧問もされているとのことです。


(写真は2月に新聞に掲載された記事。最近はコロナの後遺症の方もよく来られるそうです。)

身体のだるさも楽になり、体調が回復してからも

せっかくだから体質改善のためにも

通ってみようと思って通院していたら、

学生さんたちの勉強合宿があるから見学に

来てみませんかとお誘いいただき、

ヨガのクラスもさせていただけることに。

初めて合宿の一部に参加させてもらい・・・

それが衝撃的でした。

(おたまもびっくり!!、と入れてみたくなった)

医学部や薬学部で普段は西洋医学を専門的に

学んでいる学生さんたちが、

同時に東洋医学も学んでいる姿を実際に見て、

その熱量に感動しました。

小グループでは基本学生が学生に教えているし、

ファシリテーションがうまい。

東洋医学的なものの見方が深く、

複雑で難しいけど面白い。

参加者全員で一人の患者さんについて

どうしたら良いか考えていく症例検討は、

こんなに一生懸命考えてくれたらそれだけで

患者さん治りそうと思ったぐらい

圧巻でした。

ヨガのクラスでも独特の鋭い集中が集まって、

普段のクラスとはちょっと違うアプローチをしないと、

ゆるめる所まで到達できなさそう。

などなど沢山の刺激を受けたのです。

そしてこんな方たちがこれから社会に出ていくのか〜、

と希望を感じました✨✨

(今の大学生の皆さんは基本iPadで勉強しているけれど、紙が落ち着く私)

そこから、

合宿や勉強会に参加させてもらえるようになり、

コロナ禍ではオンラインで短いヨガもさせていただき、

やっとリアル開催が再開して、

2度めの合宿参加が今回でした。

オンラインで色んな事が学べるようになったのも嬉しい変化ですが、

やっぱりリアルは素晴らしい!

脈診や舌診などなど、

やはり実際に見て触れて学ぶ事で理解度が上がった気がします。

(今回の春合宿の様子です。)

東洋医学では、人は自然界から’清気’を取り込み、

食べ物から’水穀の精微’をいただいている、

という言い方をするのですが、

まさにこの山の中の温泉地で、

身体知としても学びを深められる機会

だったのではと思います。

皆さんの「東洋医学を学ぶなら長湯!」

の言葉が印象的でした。

(ガニ湯からの眺め。芹川の音も心地よい)
(みんな楽しみにしているGipsy’s mileのランチ)
(あさじのオルレ飯、美味しくてボリュームたっぷり)

合宿2日目の朝は、

7時15分からヨガのクラスもさせていただきました。

会場は上野屋旅館さん。

丁度朝日が差し込んでくる時間帯に、

芹川の音も聞こえてきて

ヨガに最適な環境です!

会場の大きさの関係で人数が限られてしまいますが、

来てくださった方々と一緒に朝の時間を過ごせました。

初めてヨガを体験してくださった方も多い中、

少しだけお話を。

「ヨガは、身体が柔らかくないとできない、

難しいポーズをがんばって完成させていくものだと

思っている方もいるかもしれないのですが、

ヨガでまずはじめに大事なことは、

ポーズを完成させることではなく、

そのプロセスを味わうことです。

伝統的なハタ・ヨーガでは、

身体の動きはとてもゆっくりです。

身体を動かしている時、

どんな感覚がしているかを味わってみるような気持ちで、

この時間を過ごしてみてください。」

というようなことをお伝えしました。

(ぎゅっと集まってくれている。クラス後の写真です。)

クラスではお伝えしていなかったのですが、

ヨガのポーズは「アーサナ」と言われていて、

身体を動かし始める→最終形を保つ→最終形をほどいて戻って来る

という一連の動作のことを言います。

もちろん一つ一つのアーサナには意味があり、

その最終形が安定して心地よい状態で維持されるのは大切なことなのですが、

完成だけを目指してできる/できないの2つの結果が現れる、

という世界観でヨガを行うのと、

すべてのプロセスの観察者になって行うのとでは

かなり違う体験になるのではと思います。

もうひとつ、クラスの途中で何度か

「自分の限界を尊重して。でも余裕過ぎない丁度良いところを探していきましょう」

とお声がけしていたのですが、

これは、丁寧に自分の感覚を感じながらちょうど良い所を探す事が

心身のバランスをとる事につながっていくという考えにもとづいていて、

アーサナを実践するときの大事な態度だと言われています。

身体的な練習と共に、この態度を養っていきます。

バランスをとるという意味では中医学と通じるかもしれないですね。

全体での質疑応答の時間がとれなかったので、

少しだけ背景も書いて見ました。

フィードバックを頂いた限りでは

「気持ちが良かった」「すっきりした」などのお声が多かったので

体感でヨガを感じてもらえたかな?と思っています。

(最後のシャヴァーサナ。これも大事なアーサナです)

(朝早くから参加してくださってありがとうございました!)

(万象の湯からの眺め)

春の長湯温泉は本当に綺麗。

桜や菜の花も満開で、緑も活き活きとし始めて、川には沢山鴨がやってきます。

沖縄や関東など遠方から来てらっしゃった方たちは大変だったと思うけれど、

こうして集って学べることって本当にありがたいな、と思った合宿でした。



良い時間になるように丁寧に準備をしてくださった実行委員の皆さん、

プロデューサー/オブザーバーの成田先生、

貴重な学びを存分に体験させていただく機会をありがとうございました!

一緒に学べた皆さん、ご一緒できて嬉しかったです。

心を寄せてくださった皆さん、

そして滞在をサポートしてくださった長湯温泉の街の方たち

この美しい環境を維持することに尽力してくださっている方々にも

感謝しています。🙏✨

(楽しかった〜!)

※写真はおたまの写真以外すべて、合宿参加のどなたかが撮ってくださっていたものを使用しました。ありがとうございます。

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