ブッディとプラティヤハーラの時代

無農薬のお茶の栽培で有名な

熊本県菊池市のアンナプルナ農園さんのラビさんオトさんからお声かけいただき

お茶畑の草刈りリトリートに参加させていただきました。

60年代からインドを旅してきたラビさんのお父さんの正木高志さんが

50年以上かけて学び実践されてきた

ヨガ哲学の最新の内容をレクチャーしてもらうという

とっても貴重な経験をしたので、一部をシェアします。

もちろん、ぼくでは捉えきれていない部分が多々あると思うので

あくまで一つの参考として。

———————–

「死にゆく文明にではなく、新しく生まれつつある文明に自分を合わせていく」

それがヨガ。

新しい文明とは

大地にしっかり根差した小さな経済に支えられた文明。

そのために大切なのは、「プラティヤハーラ」

つまり、外に向いている自分の意識を内側に向けていくこと

そうすると、マナス(思考や感情)に振り回されなくなる。

マナスを制御してくれるほんとうの知性「ブッディ」が育ってくる。

ブッディのないマナスは、たとえて言うなら

運転手のいない馬車のようなもの

日本人にとっていくぶん高すぎると思われるインドの精神性

(たとえば「解脱」とかアートマン「真我」)とかをそのまま追い求めて

しまうと、ごくまれに現れた聖者しかそこに到達することができない

建物になぞらえて言うと、

いきなり屋上を目指すんじゃなく

まず、建物の3階とか4階を目指していけばよい

それが「ブッデイ」を目覚めさせるということ。

そうすれば、いきなり建物の屋上を目指すよりも多くの人が到達することができ

新しい文明への移行の助けとなる。

草刈りや正木さんのヨガ哲学のお話はもちろん

みんなでご飯を作ったり

本の紹介をしあったり

ぜんぶがめちゃくちゃ楽しかった!

すばらしい体験をさせてもらってありがとうございました〜!

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL