ブログ更新:「剣禅一如」

「剣禅一如」って言葉を知っていますか??

「剣の道の境地は禅の境地と同一である」という意味です。

昔のサムライの中には、剣術の達人でかつ、禅の達人でもあった人物がいました。

その代表と言ってもいいお一人がこの写真の「山岡鉄舟」先生。

晩年の山岡鉄船先生。明治天皇の教育係を勤めた方です。

明治維新の際の、「江戸無血開城」の立役者といわれ幕府方の使者として、身一つで官軍に乗り込み直談判して西郷さんの心を動かした話は、なんど聞いても震えるエピソードです。

若かりし頃の山岡鉄舟先生。身長188センチだって!昔の侍はかっこいい。

山岡鉄舟先生は、剣術の達人であると同時に禅、そして書道も達人だったようで、のちに「無刀流」という流派を開いています。(この流派の名前もかっこいい・・・)

「剣禅一如」の由来は禅僧・沢庵和尚の「不動智神妙録」です。

沢庵和尚は、剣豪として知られる柳生但馬守の師としても有名です。

「マインドフルネス」という言葉は逆輸入で、日本には古来からマインドフルネスの要素を多く含んだ「〇〇道」という文化があります!

これは日本が世界に誇るべき文化です。

私が育った鹿児島では、サムライの文化が根強く残っている地域です。20代の中盤から30代の後半にかけて、鹿児島に戦国時代から伝わる野太刀自顕流(のだちじげんりゅう)という古武術を10年ぐらい習いました。身体を使って剣術の型を身に着ける過程で、身体だけでなく心の持ち方など、数多くのことを学ばさせていただきました。

私の心と体づくりの原点は、日本の古武術にあります。